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(1) 施設紹介
佐世保市以北のほぼ中央に位置し、平戸市、松浦市も含めた地域の唯一の救急二次病院です。許可病床数は、一般病床
197床、感染症2床、合計199床で、診療科は、循環器科・呼吸器科・腎臓内科・消化器科
各グループ2名ずつの人員ですが、最先端の医療機器が昼夜常に予約なしで使用可能な態勢とあいまって、機動性に富んだ診療が可能となっています。県北部地域から佐世保市までの約半分の時間で到着できることから、救急疾患の救命例も増加し県北地区の地域支援病院としての重責を担っています。
施設の概要は、救急車専用のアプローチ、十分の広さを持つ救急救命室、その前のホールを取り囲むように放射線科(X線、MDCT、MRI)、生理検査室(ECG、UCG)、心血管造影室、心臓リハビリテーションセンターを配置し、エレベーターで2階の血液浄化センター、3階の急性期病棟45床、ICU 7床へ直結し、最短の動線で効率的な診療ができるようにしています。
しかし循環器科スタッフ2名のみでは限界があるため、コメディカルの教育に注力し、現在 超音波学会認定心臓超音波検査士2名 心臓リハビリテーション指導士7名で今後も増加予定です。心臓カテーテル検査・PCI時には、医師の他 カテ室看護師3名 臨床検査技師1名 放射線科技師1名が入り、PCI,
IABP, PCPSの補助も対応可能なチームを編成しています。
また、2012年10月に開設した心臓リハビリセンターも軌道に乗り、心リハ件数も順調に増加しています。
施設認定
日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
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スタッフ紹介
福井 純
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博
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病院長
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日本内科学会認定医
日本内科学会認定総合内科専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
心臓リハビリテーション指導士
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上野 裕貴
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医長
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日本内科学会認定医
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(3) 診療実績
循環器内科 年間外来患者数 (人)
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10452
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循環器内科 年間入院患者数 (人)
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496
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循環器内科 平均入院日数 (日)
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22.3
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部門紹介
心血管造影室

SIEMENS バイプレーンシステムArtis zee BC Large Display
心臓リハビリテーションセンター
心臓リハビリは、多職種がチームを組んで運動療法を中心とした肉体的・精神的機能回復、生活習慣改善(運動指導、食事指導、服薬指導、心理相談)を目指す、”多面的な心血管保護効果を有する心血管病の包括的治療法”で、心臓病の再発予防と生活の質の改善・長期予後の改善をもたらし、従来の薬物療法、観血的治療法に勝るとも劣らない先進的治療法として、近年その重要度が増しています。
認定施設基準1を取得し月曜から金曜日の13:30~15:30の間オープンしていますが、退院後の継続希望者も増加しています(下図参照)。
また2013,2014年度は、2012年度と比較して約20~30%の心不全入院の現象をみており、その一因としての心リハの効果を推測しています。
設備概要:
CPX(心肺運動負荷試験):Strength Ergo 8 + 呼気ガス分析装置(Cpex-1)
運動負荷監視装置:ML-3600 (血圧・心電図8セット)、生態情報モニター:8人用心電図・呼吸テレメーター、エルゴメーター:BE-250 8台 BE-360 1台、レジスタンス負荷:マルチファンクション5X、52
incモニター:4台、オムロン活動量計:2台、救急カート・AED、ウォーターサーバー、体重計、スタッフカンファレンス室、ロッカールーム、トイレなど(下図参照)


心臓リハビリテーションセンター(アプローチと受付)

心臓リハビリテーション風景

左:心肺運動負荷試験(CPX) 右:カンファランス室

左:レジスタンス負荷(マルチファンクション5X) 右:多職種恊働カンファランス

コメディカルによる 左:集団指導 右:個別指導
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